![]() |
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1930年代
大恐慌の影響 1929年末の大恐慌によってレコード業界は大打撃を受けた。黒人たちは生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされ、とてもレコードを買う余裕などなくなってしまった。レコード会社は未知のタレントをさぐることに消極的になり、ブルースのフィールド録音の回数は一気に減らされてしまった。1930年代に入ってからも、タンパ・レッド、ビッグ・ビル・ブルーンジーなどの限られた数のスター歌手が都会的なスタイルで活躍したが、ダウンホームなブルースやジャグ・バンドをラジオやレコードで聴くチャンスはほとんど皆無と云っていいほどになった。南部の町では相変わらず、弾き語りブルースマンが歌い続けていた。ブラインド・ウィリー・マクテルのようにレコーディングをつづけた者もいたし、ロバート・ジョンソンのように新しくレコードを出した者もいた。しかし、こうしたレコードは、1920年代のブラインド・レモン・ジェファスンのレコードほど売れることはなかった。 [ 前の年代へ|次の年代へ ] |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |