Chicago blues
シカゴ・ブルース

30年代から40年代までのあいだに、シカゴはブルースの拠点になっていた。この時期ミシシッピ州の多数の黒人が畑を去って、工場での仕事を求めて北へ向かっていた。彼らとともに数多くのミュージシャンがシカゴに流れ込んで、黒人音楽の市場も発展。デルタ・ブルースが電気増幅され、シカゴのバンド・ブルースに導入されるようになる。そして、エレキ・ギター、ベース、アンプで音を増幅したハーモニカ、ピアノ、ドラムという、マディ・ウォーターズと彼の初期のバンドが確立したバンド編成は、戦後のシカゴ・ブルースの特徴となった。50年代の終わりになると、B.B.キングから大きな影響を受けたシカゴ・ブルースの新世代(オーティス・ラッシュマジック・サム、バディ・ガイ)が次々と登場。

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