W.C.ハンディ

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経歴・特徴

作曲家であり、バンド・リーダーでもあったW.C.ハンディは「ブルースの父」と呼ばれる。W.C.(ウィリアム・クリストファーの略)はクラシック音楽の訓練を受けたミュージシャンで、ブルースマンではなかった。彼のダンス・バンドが提供していたのは、黒人の富裕層向けの品のいい音楽だった。ミンストレル・ショウなどで活動していたが、1903年に、最も古いブルースを目撃。彼が出会ったのは、弦に押しつけたナイフをスライドさせながらギターを弾く男の、忘れがたい音楽である。まもなく彼は、活動の中にブルースを取り入れるようになった。1912年にハンディはブルースを初めて楽譜出版する。「メンフィス・ブルース」という曲だった。このヒットを皮切りに「セントルイス・ブルース」「ビール・ストリート・ブルース」「イエロー・ドッグ・ブルース」などの曲を送り出し、大儲けした。ハンディがブルースを誕生させたわけではないが、ブルースの形式を最初に大衆に広めたのはおそらく彼である。