Tボーン・ウォーカー

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経歴・特徴

モダン・エレクトリック・ブルース・ギターの基礎を生み出したブルースの革命家。スラーのかかった独自の洗練されたサウンドをもって登場し、40~50年代、エレクトリック・ギタリストとして最先端で活躍。後続のブルース・ギタリストの殆どが、ウォーカーの影響下にあるといっても過言ではない。ウォーカーは、ブラインド・レモン・ジェファスンが演奏したようなテキサスのブルースと40年代以降の都会的なブルースの世界を繋いだ元祖。ジャズ・ギターのチャーリー・クリスチャンとは同郷で、一緒にプレイしていたこともあるという。後にエレクトリック・ギターで革命を起こす二人の、運命的な出会いだったわけだ。ウォーカーはエレクトリック・ギターをブルース界でポピュラーにした最初の人であり、すぐれたシンガーでもあり、すばらしいソングライターでもあった。

子供の頃から音楽にはまっていたウォーカーは、小学生のときに、メディスン・ショーの一座について旅をしたことがあったという。アマチュア・コンテストで優勝し、その副賞としてキャブ・キャロウェイと1週間共演したことも。ヒューストンでのキャブとのステージで、バンジョーのソロを弾きながら床にぺたりと開脚するアクションを披露して大受けした。30年代はじめには、各地を巡演しており、すでに飲酒が原因の体調不良に悩まされていた。60年代に渡欧して以降は、ヨーロッパでの人気も上昇。またブルース・ロックのオールマン・ブラザーズ・バンドによる「Stormy Monday」が全米ヒットしたときには、オリジネイターのウォーカーにもスポットが当たった。しかし、70年代のウォーカーは、自動車事故で入院したり、胃潰瘍になったりと、元気がなくなっていた。1974年、とうとう心臓発作を起こし、引退。

CDガイド

[A]:モダン・ブルース・ギターの父(東芝EMI TOCP-3152)。
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モダン・ブルース・ギターの父