チェス

ホーム > ブルース・レーベル > チェス

ポーランド人移民のチェス兄弟が創設したブルース、R&Bの名門レーベル。レナードとフィルのチェス兄弟はシカゴでナイトクラブを経営していてそこで優れた歌手と出会い、レコーディングすることを思いついた。

1947年に仲間のイヴリン・アーロンと設立したアリストクラット・レコードが、チェス兄弟のレコード・ビジネスのスタートだった。そしてレーベル初期の大黒柱がマディ・ウォーターズだった。1950年、イヴリンをはずして、チェス・レコードに改名。メンフィスのサム・フィリップスが録音したものを借り受けるようになった。

チェスはハウリン・ウルフジミー・ロジャース、チャック・ベリー、そしてウィリー・ディクソン(彼はプロデューサー、アレンジャー、セッション・ミュージシャンの役目もこなした)といったブルース界の最重要アーティストを揃えた。

成功の鍵となったのは、ラジオだった。番組でかけてもらうために裏金を出していたとレナード・チェスの息子のマーシャルはのちに認めている。

傘下のレーベル、チェッカーからリトル・ウォルターが、同じく傘下のジャズ・レーベル、アーゴからラムゼイ・ルイスがヒット。会社は成長したが、60年代にはチェス兄弟は少々飽きていたようで、プロダクションをマーシャルに任せ、自分たちはラジオの分野に進んだ。1969年にチェスはテープ会社、GRTに売却され、レナード・チェスはこの世を去った。フィルもマーシャルもチェスを離れた。GRT保有のチェスは1975年に崩壊。